31回目の誕生日を迎える君へ
「31回目の誕生日を迎える君へ」なんてそれらしい表題を構えてみたはいいものの、伝えたいことは山ほどあるのにそのほとんどを上手く言語化できない欠落ヲタクなのでもはやこれはひとりごと。わたしがわたしのために伊野尾くんへのあれこれを綴ってみるひとりごと。むににの日を機に書いてみるはじめてのブログ。そもそもブログとして成立するのかという点は濁しておきましてね、ええ。Twitterでさえ140字に収められていなければまとまってもいないじゃないかという意見は目を瞑らせてもろてですね、ええ。とりあえず。
小窓から差し込む光に二度寝を決め込み、どこからともなく聞こえるアラームと職場や学校へと急ぐ足音が響く朝。
伊野尾くんは今日も元気かな。
9人の中で無意識のうちに伊野尾くんを探して目で追っている自分に気づいたとき、幼いころ海で見た、青の波間に日差しが反射してきらきら光っているようなときめきを覚えた。と同時にその気持ちが一時的なものではないという沼落ちまっしぐらの諦めをはらんで。
当初はなぜこんなにも伊野尾くんに惹かれるのか分からなかった。元々山田担だったから出戻り後も山田くんを見ていたのに。昨年のananもちゃっかり買ったのに。あれ思春期の男の子がエロ本を買うときの気持ちが身に染みて分かったな。レジに持って行くのがどうしようもなく恥ずかしくて裏表紙を表にしたっけ。
で、なんで伊野尾くん?確かに顔はかわいいけど。とんでもなくかわいいけど。そらもう美味しいもの食べさせたくなったり家賃払ってあげたくなったりするのも頭垂れてわかるくらい超ウルトラスーパーハイパーミラクルメガトンデラックスかわいいけど。正直めちゃくちゃジャムとあんの話してた記憶しかない。ジャムとあんもかわいいけど。
でもちょっとずつ分かっていった。過去雑誌のインタビュー記事を読んで、出演番組を見て、毎週末のラジオを聴いて、ライブDVDを観て。伊野尾くんの何にそこまで惹かれるのか、知れば知るほど、その深みをこれでもかと実感させられた。
伊野尾くん、常に「誰に向けて何をするのか」のベクトルをしっかり持っている人。
伊野尾くん、一見ふわふわしているけれどまわりをよく見ていて、MCの裏回しまで出来ちゃう柔軟さと聡明さを持ち合わせた人。
伊野尾くん、どんな意見や考えも否定することなくまるごと包んで、新たな道をやさしく丁寧に見い出せる人。
伊野尾くん、他人とは一味違った多角的な視点から物事に切り込んでいくセンスが光る人。
伊野尾くん、新境地をものともせず自分のものにしていくハングリー精神旺盛な仕事人。
伊野尾くん、タメ口でも文句多くても話聞いてなくても適当でも憎めない愛される人。
伊野尾くん、すきな分野の話になると分かりやすく饒舌になって独特の沸点でまわりを置いていってしまうかわいい人。
伊野尾くん、手のひらの上でころころ転がしたかと思えばこちらに寄り添ってきてストレートな想いをカーブで伝えてくる、どこまでも掴みどころのないあざとい人。
伊野尾くん、どんなに苦手なことも陰ながら底知れぬ努力を積み重ねて、それを全部笑って話す人。
伊野尾くん、アイドルらしからぬ下ネタを飛ばしまくりなんでもアリで楽しむ愉快な変態。
伊野尾くん、何も言わずにただ隣にいてほしくなるような、あたたかい陽だまりみたいな人。
あとやっぱり顔がかわいい。
やっぱりどうしても何があっても何がなんでも天変地異が起こっても超ウルトラスーパーハイパーミラクルメガトンデラックス級に顔がかわいい。そこは譲れない。かわいいは正義。
そう、皆さんもうお気づきかと思いますが。
伊野尾くんって、頭のいい変態なんですよ。かわいい顔した変態。伊野尾くんをアイドルとして下界に産み落とした神さまも相当変態(褒めてる)。
なんだけど、わたしが惹かれたのはそこで。アイドルっぽくない人間性。泥臭くて自由奔放で一生懸命でそれでいて分かりやすいようで分からなくていつまでも掴めなくて。知ろうとすればするほど深みにはまっていって、気づいた時にはめちゃくちゃすきで。きっとただきれいなきらきらのアイドルだったらここまでの熱を持つことはなかった。アイドルをアイドルとして鑑賞して消費するだけだった。伊野尾くんの魅力を言い表すにはどれだけ語彙をかき集めても足りなくて、伊野尾くんが伊野尾くんだからすき。どうしようもないくらいすき。もうそれしか言えなくなるくらい、何がとかどこがとかきれいな言葉で簡単にまとめられるわけなくて。伊野尾くんがすき。ただそれだけで、こんなにも根っこの部分で骨の髄から掴んで離してくれないアイドル・伊野尾慧はすごい。
ただ、たまに考えてみたりもする。(急だな)
もし、あのときYouTubeで流れてきた動画を再生していなかったら。
もし、そもそも10年前にジャニーズを通っていなかったら。
まぁ、そこにどれだけの「もし」があったとしてもなかったとしても、わたしは何不自由なく生活できちゃうんだなこれが。今日この日もいつもと変わらずアラームに対抗するように二度寝を試みるし眠い目を擦って化粧して学校に行くし、お腹が空いたらごはんを食べて歯磨きしておふろに入って寝て朝がきて夜がきてまた朝がくる。そんなもん。
ヲタクじゃなくたって死なないしアイドルがいなくたって生きていく上で必要不可欠ではないから。それより衣食住の方が何倍も大事なわけで。そんなもん。
そんなもんなんだけど、
でも、
それでも、
わたしはもう伊野尾くんに出会った世界を知ってしまったから。
伊野尾くんをJUMPをすきになって出会えた人がたくさんいるから。
「いなくても」生きていけるけど、伊野尾くんが「いることで」わたしの人生は確実に豊かになったから。
陽の光を浴びて朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで、優雅にクラシックを流しながら白湯を飲んで…とまではいかないけれど。
空がうっすら白み始めたころ寝床に就いていた夜型人間が木曜朝は早起きしようと頑張るようになって。
伊野尾くんが美味しそうにいのお飯を頬張るからわたしも今日は朝ごはん食べようかなぁと思う日が増えて。
もうとっくに伊野尾くんがわたしの生活に溶け込んでいて、唯一無二の存在になっていて。
伊野尾くんをすきになってからというもの、ふと見た時計が6:22だと嬉しくなったり澄んだブルーに惹かれるようになったり。今日だって伊野尾くんの誕生日を迎えるからと普段よりちょっとお高いパックをしてこれまたお高めなナイトクリームまで塗ってみたりして。会える予定があるわけでもないのにね。
でも、それもぜんぶぜんぶ、伊野尾くんがくれたしあわせ。伊野尾くんがくれたときめき。
美味しいものを美味しいと思える、美しいものを美しいと感じて心が動く、そんなありふれた当たり前を「当たり前」と思えるしあわせと同じように、伊野尾くんはいとも簡単にわたしの日常に小さなしあわせを散りばめてくれた。
自分以外の誰かを大切に想って、自分以上に誰かの健康としあわせを願えること。ヲタクじゃなくたって生きていけるけれど、わたしはヲタクで、伊野尾くんに出会える人生で、よかったなぁ。
最後に、
伊野尾くん、わたしのだいすきな人。
生まれてきてくれてありがとう。
ありふれた世界の中で、「アイドル」という生き方を選んでくれてありがとう。
Hey! Say! JUMPの伊野尾慧でいてくれてありがとう。
わたしの人生に現れてくれてありがとう。
わたしのありふれた世界を彩ってくれてありがとう。
6月22日を意味のある特別な日にしてくれてありがとう。
伊野尾くんを通して見える世界はあまりにも綺麗で、どこまでも透き通って、眩しくて、尊いです。
伊野尾くん、わたしのだいすきな人。
これからは花道だけを歩けますようにと祈っても、きっと「花道だけはつまらない」と笑うんだろうけど。
伊野尾くんがこれから先歩いていく道、叶えたい夢、掴みたい未来、まだまだ一緒にたくさんの「はじめて」に出会って、乗り越えて、終わらない夢をみれますように。
そして、昨日より今日、今日より明日、しあわせだと感じて、しあわせだと笑って、今日も一日しあわせだったと眠りにつけますように。
伊野尾くん、わたしのだいすきな人。
31歳のお誕生日おめでとう。
昨日より今日、今日より明日、きっともっとずっとだいすきです。
2021.6.22
💙